ワンドの6の意味
「群れを率いて賞賛を受ける」
ワンドの6のメインキーワードは「称賛」です。人からの称賛をあらわすカードです。大勢の人々から称賛を浴びながら、軍勢を率いている様子から栄光を手にしていることを意味しています。
プラスのキーワード
マイナスのキーワード
ワンドの6の正位置の意味
正位置のワンドの6は成就、正しい評価、名誉、勝利のカードです。その仕事が家の掃除であったとしても、うまくいった仕事に対する報酬を受け取り、労働の成果を楽しむことができます。
創造的なエネルギーと他者の協力を得て、目標に向かって前進し達成することができそうです。今は周囲からの称賛を素直に受け取っておきましょう。
ワンドの6の逆位置の意味
過去の栄光の上であぐらをかいてる、与えられた名誉や称賛が不相応なものだったなどの状態を示唆している可能性があります。心の中でこの状況に納得いっておらず、いら立ちを感じてしまっているのかも。
または他者の協力が得られないことも考えられます。一時的な挫折に遭い、創造力が阻害されている感覚を味わうことになるかもしれません。これらの困難に立ち向かうことが自己発見の旅につながる可能性もあります。
ワンドの6の解釈
テーマ毎に「ワンドの6」を引いたときの解釈についてまとめます。
現在の状況
人の気持ち
仕事
恋愛
アドバイス
ワンドの6に関するデータ
ワンドの6と象徴体系
ワンドの6と占星術
火の獅子座の第2デカンにある、発展をつかさどる吉星の木星。これはワンドのキング(火の風)と力(獅子座)の領域でもあります。木星は運命の輪と結びつくカードです。
ワンドの6のタイミング
獅子座10度―獅子座20度
トロピカル方式 : 8月2日~8月11日
サイデリアル方式 : 8月27日~9月5日
ワンドの6の絵柄の解釈
- 月桂樹をつけた人物
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月桂樹の冠をかぶって馬に乗った男性が、月桂樹の花輪を飾った1本の棒を持っています。月桂樹は勝利の証です。この人物は何かしらの勝利や栄光を得て、凱旋パレードをしているところなのでしょう。人々からの称賛を一身に受けています。
- ハリボテの馬
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このカードの馬はハリボテだと言われています。理由としては馬が描かれているカードの中でこのワンドの6だけたてがみが存在しておらず、首から下は布がかけられているからです。ハリボテの馬が意味することはこの称賛に中身が伴っていないということかもしれません。もしくはこの人物は前線で馬に乗っていない、もしくは乗れない(=実力がない)というなのかも。
- 晴れ渡った空
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空には雲はなく、青空が広がっています。そこからこのカードに不穏な雰囲気はありません。目標は達成され、それが本物であろうと偽物であろうと人々は疑いもしないのでしょう。
ワンドの6のイメージ
栄光を勝ち取るということは、自分の実力を大きく見せる必要も時にはあると思います。声が大きい人が場を支配するということもあるように、実際に中身が伴っているかはあまり関係ないのかもしれません。
自分をどう見せるかということも重要なのだと思います。このカードの逆位置の意味はそんな状態に対して、自分自身が不満を持っている状態をあらわしています。実力以上に見せることは息苦しさを感じさせるかもしれませんね。
実力をつけることを優先したいものです。そのあとから栄光や勝利、そして周囲の称賛をついてくるものだと思います。実力が伴った勝利は何物にも代えられない快感があるものです。
人に批判してほしいと言われたとしても、本当のところは、称賛を期待している。
―サマセット・モーム
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