ワンドの10の意味
「重責を背負う」
ワンドの10のメインキーワードは「重荷」です。主な意味は単純に抑圧、それに加えて何らかの成功などに伴う重圧も意味しています。ここまで多くの成功を経験したことによって、その成功が重くのしかかっている状態です。
プラスのキーワード
マイナスのキーワード
ワンドの10の正位置の意味
ワンドの10の正位置は、これまで懸命に働き、色んなことを達成しましたがその成功が重くのしかかている状態です。義務感や進んで責任を引き受けるあなたは限界寸前です。人に任せて、重荷を分け合うことを考えないといけません。
自分が持っている荷物を軽くしてあげましょう。あんたの周りにはそれを一緒に担ってくれる人がいて、あなたが声をかけてくるのを待っています。そうしないと仕事以外の部分で支障が出る可能性もあります。
ワンドの10の逆位置の意味
逆位置では人に任せることができない性格、ため込んでしまっている状況を示唆しています。あなたのひとりですべてをこなそうとする意欲を他人に利用されているかもしれません。
このままではあなた自身が重責を抱えきれなくなって、その責任を不本意なかたちで放棄してしまうことになるかもしれません。自分でしなくていいことは誰かに任せてしまいましょう。あなたは一人で仕事をしているわけではないのですから。
ワンドの10の解釈
テーマ毎に「ワンドの10」を引いたときの解釈についてまとめます。
現在の状況
人の気持ち
仕事
恋愛
アドバイス
ワンドの10に関するデータ
ワンドの10と象徴体系
ワンドの10と占星術
火の射手座の第3デカンにある、厳格な指導者である土星。これはペンタクルのクイーン(地の水)と節制(射手座)の領域でもあります。土星は世界と結びつくカードです。
ワンドの10のタイミング
射手座20度―射手座30度
トロピカル方式 : 12月12日~12月20日
サイデリアル方式 : 1月4日~1月13日
ワンドの10の絵柄の解釈
- 束ねられていない10本の棒
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男性が持っているワンドは束ねられていません。これは彼が持っている責任をあらわしていますが、気を抜くとすぐにバラバラになってしまいそうです。
- 前傾姿勢の男性
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カードに描かれた男性は前傾姿勢で顔が見えません。抱えたワンドがバラバラにならないようにかなり気が張っている状態だと考えられます。彼は前が見えていない状態で視野が狭くなってしまっているようですね。
- 平らな道と遠くの家
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彼が歩んでいるのは平らな道。そして歩む先には家が見えます。彼は今までの人生の中で努力の末に一定の成功を掴んでいます。だからこそ平らな道を歩めるのですが、それと同時に重荷を背負っているのです。
ワンドの10のイメージ
成功をすればするほど周りからの期待は増えていくものです。成功者にしか分からない重圧や責任というものもあるのでしょう。それを成功者は自分にしか背負えないと思い込んでしまうのかも。
重圧に抗うために周りの人を頼る代わりに嘘やごまかしを重ねてしまう人だっていると思います。いつかはそれがバレて今までの苦労が水の泡になってしまうかもしれません。
重圧に負けそうになったら、顔を上げて周りをよく見ましょう。手を差し伸べてくれている人はいませんか?自分の重荷を置いておける場所はありませんか?あなただけが担う必要はないのです。
人生最大の転機だった。成功者としての重圧から解き放たれ、イチからの再出発になった。先のことは検討もつかなかったが、人生で最もクリエイティブな期間に突入した。
―スティーブ・ジョブズ
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