タロットカード大アルカナ16「塔」の意味と絵柄の解釈

タロット塔
目次

塔の基本情報

「突然の悟り」

塔のメインキーワードは「破壊」です。塔のカードは築き上げてきたものの破壊と現状の改革を示しています。どちらにしても大きな衝撃を伴うものです。そこからひらめきや悟りなどの意味も持っています。カードの正逆でその衝撃がどのような形であらわれるのかを読むことができます。

プラスのキーワード

青天の霹靂、突然の啓示、急激な変化、注意をひかれる予期せぬ知らせ、分裂、激変、強制された変更、行動の呼びかけ、予期せぬ出来事、突然の悟り、窮屈な構造からの解放、浄罪、新たな成長のチャンス、浄化、手遅れになる前に行動するチャンス

マイナスのキーワード

突然の動揺、破綻、危機、没落、大惨事、衝撃、心を乱す知らせ、転覆、破壊、排除、トラウマ、敗北、苦悩を伴う変化、言葉を失う

塔の正位置の意味

正位置で出た場合は、青天の霹靂のような衝撃を伴った変化が起こります。まったく想定していなかったできごとが起こり、混乱してしまうかも知れませんが、それに乗じてため込んできたフラストレーションが解放されることもあります。衝撃は大きいですが一瞬で終わるのでスッキリすることが多いでしょう。

塔の逆位置の意味

逆位置の場合の変化は衝撃こそそれほどでもないのですが、じわじわとすこしずつショックを与えていきます。緊迫感や動揺が長引く分、正位置でも変化よりも精神的にはハードなものになりそうです。また、膿が溜まっていくように悪いものを抱え込んでしまう意味もあります。どちらにしても手放す勇気をもつことも大切です。

塔の解釈

テーマ毎に「塔」を引いたときの解釈についてまとめます。

現在の状況

変化の運気/予期せぬアクシデントが起こるとき/何が起きたかわからず茫然とする/考え方が変わる節目/驚きはするが悪くはない

なにかが徐々に崩れていく/変わりそうで変われない/ゆっくりと進む世代交代/旬が終われば、消えるのみ

人の気持ち

変わりたいという思い/今までの自分はなんだったのかというほどの覚醒/雷に打たれたかのような衝撃を受ける/もっと個性を発揮したい

変わりたくない/今のままでよいと思っている/新しいものを拒絶する/状況を呑み込めずにいる/急かさないでほしい/ストレスによる自暴自棄/欲求不満

仕事

状況ががらりと変わる/突然の辞職や辞任/大胆なリニューアル/トラブル/倒産

やり方が変えられない/伸び悩む事業/緊迫した職場/少しずつボロが出てくる

恋愛

刺激的な恋/大胆な行動/別離/心変わり/電撃結婚/出会ってすぐの肉体関係

ケンカした後の後悔/じわじわと別れを意識/思い出すたびに落ち込む場面

アドバイス

今までと違うやり方を試そう/人生をやり直すチャンス/どうせやるなら一気に、大胆に進めて/壊れたものは処分を

壊れゆく運命は止めることは出来ないと悟って/少しずつ心を現実に順応させて/今の状況を壊すことで新たなチャンスが訪れると信じよう

塔に関するデータ

塔と占星術

火星(火星は牡牛座と蠍座を支配する)

火星は火星は自己を主張することを通じて、自分と社会との関わり方を探っていくという役割を担っています。火星には他を否定して自己を主張する性質があります。これは日本人的な感性では自己中というイメージがありますが、自己主張が弱いと他人の思い通りになってしまう危険性があります。

支配している牡羊座は常に新しい何かに挑戦していくような傾向があり、蠍座は内面の矛盾や対立などをあらわしており新しい何かに向き合っていくことを示唆しています。

【エレメント】火

塔と数秘術

7(7戦車)=1+6(16塔)

数秘術の7は評価、熟考、再評価、出発点に立つ、強みを探すといった象徴的な意味を持っています。

塔と神話/元型(アーキタイプ)

バベルの塔、トール(北欧神話)、ゼウス(ギリシア神話)、菩薩樹の下のブッダ、ペルセポネをさらうハデス

塔の絵柄の解釈

背景

塔の背景色は黒色です。

黒には拒絶、恐怖、脅威といったイメージがあり、塔への落雷が恐怖や衝撃を伴うものだったことをあらわしているようです。

背景に描かれた雲はまばらで、落雷が突発的なもの(予想されたものではない)ということが伺えます。

王冠と雷

塔の頂点に描かれる王冠は「成功」をあらわしています。それが雷によって落ちていってしまう様子から今まで積み上げてきたものや過去の栄光が崩れ去るほどの変化を意味しています。注目したいのが王冠と雷が同じ黄色だということです。黄色は「太陽の恵み」を意味しています。つまり雷によってもたらされた衝撃や変化にもプラスの側面があるということです。

炎と光

塔の頂上や3つの窓からは炎があがっています。炎は「清め」を意味し、火は知恵や真理の象徴とされ、煩悩を焼き尽くすとされています。暗い空には火の粉のようなものが舞っていますが、これは「神の光」とも言われています。このモチーフは「18月」にも描かれているのですが何かのメッセージのようにも見えますね。

落ちていく人物

塔から落ちている人物が二人描かれています。一人は赤いマントを身につけており、そのマントで空を飛んでいるような姿勢を取っています。もう一人の人物は逆さまに落ちているにも関わらず、王冠を頭に被ったままです。後者の人間は過去の栄光にすがっている状態を示唆しているのではないかと考えられます。

マルセイユ版との比較

16塔
ウェイト版
マルセイユ版

このカードも二つの版で構図はほとんど変わっていません。ですが、マルセイユ版で塔を襲っているのは一般的な雷のギザギザのイメージではなく、炎のような変わった形をしています。これは炎でも雷でもなく「神から放出される聖なる力」そのものをあわわしています。

即ち、二人の人物が、自らの作り出した強固な自意識の殻に閉じこもっていた状態から、何らかの外的要因によって開放された状態へと移り行く場面を描き表した様子と解釈されます。ちなみにウェイト版の塔はバベルの塔をモチーフにしているとされていますが、マルセイユ版は「神の家」と呼ばれるキリスト教の教会を指しています。

参考文献
タロット辞典(毎日新聞出版)
78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット(日本文芸社)

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この記事を書いた人

「Stella Maris」オーナー。占いとカフェが好きなので混ぜました。占いはタロット(ウェイト、トート)、ルノルマンカードを中心に行います。タロットカードの絵柄に魅せられ、将来はオリジナルのタロットカード(フルデッキ)を創るのが今のところの夢です。このサイトではあなたの「指針」となるような記事やコンテンツを作成していきます。

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