タロットカード大アルカナ11「正義」の意味と絵柄の解釈

目次

正義の基本情報

「世界の法を守る」

正義のメインキーワードは「バランス」です。あくまでも公平に、中立の立場で判断を下すことができる状態です。感情に振り回されることもなく、落ち着いた精神状態をあらわすことをあります。カードの正逆で今の状態が公平なのか、不当なのかを意味しています。

プラスのキーワード

正義、平等、人権、法と秩序、公正、真実、合法性、正しい言動、バランス、公平、寛容、妥当な決断、法廷、法的事項、責任を負う、不均衡をただす、法の尊重、道徳規範、倫理、カルマ、行動と結果、正しい道、自業自得

マイナスのキーワード

不正、先入観、不平等、不公平な扱い、えこひいき、偏愛、偏見、不寛容、偽善、理不尽、不当な影響力、無責任、不道徳、倫理にもとる言動、法的なもつれ、法廷による不利な判決、法制度の悪用、自らの行動の責任回避

正義の正位置の意味

正位置で出た場合は、あなたの現状が均衡、公平な扱い、正義、バランスが取れている状態だということをあらわしています。何かの決断を迫られている場合は良い面と悪い面を秤に乗せ比較することを勧めています。感情に振り回されることなく正しい言動が出来ていることを教えてくれるカードでもあります。

正義の逆位置の意味

逆位置で出たときには、あなたの現状が不正、不公平、先入観、えこひいきを伴っていることを示唆している可能性があります。物事がバランスを欠いていたり、問題が自分にのしかかってくるように感じるかもしれません。これは自分から他者に対する場合も同じであなたの態度が公平性を欠いているのかも知れません。立場によっては気を付けなければなりません。

正義の解釈

テーマ毎に「正義」を引いたときの解釈についてまとめます。

現在の状況

情を挟まずに事実のみが考慮される状況/運だけでは進めない/過去の自分が引き起こした結果/どちらにも加担しない/不正は裁かれる/バランスを重視すべきとき

労働と対価のバランスを欠いている/過去の不正が糾弾される/不平等な扱いを受ける/必要悪を認める/感情的になりやすい状況

人の気持ち

感情より事実を優先したい/誰にも肩入れしない/やましいことに手を出す気がない/理路整然としたい

我が身可愛さから自己弁護に走る/やましさを感じている/誰かに対して「間違っている」と憤っている

仕事

正当な報酬や評価/見合った結果を出す/仕事とプライベートを両立させる/責任をとる

不当な報酬と待遇/不公平な職場/いいわけをする/自分の好きな作業しかしない/人の手柄を狙う

恋愛

対等な恋愛関係/お似合いの相手/つり合った条件/好きでも嫌いでもない相手

打算的な交際/とりあえずキープする/つり合わない相手/利己的な恋愛/相手のことを値踏みする

アドバイス

感情で判断せずに事実関係だけを見つめて/一度問題を整理する必要がある/これからどうしたらよいか建設的に考えて/モラルに反する行いは厳禁

都合の良い考え方はやめて/バランスを取り戻して/相手をちゃんと公平な目線で見よう/泣き寝入りするのはダメ

正義に関するデータ

正義と占星術

天秤座(金星に支配される)

天秤座は社交性とバランス感覚の優れた星座です。天秤座は客観的な目線をもって、他者との交流の中で自分の存在を見出そうとします。バランス感覚の良さがそのまま対人関係へと好影響を与えますが、優柔不断や八方美人になりやすいという一面も持っています。比べ過ぎてしまうところがありますので、注意が必要です。

【エレメント】風

【天秤座の期間】
トロピカル方式:9月23日~10月22日
サイデリアル方式:10月17日~11月15日

正義と数秘術

2(2女教皇)=1+1(11正義)=2+0(審判)

数秘術の2は二重性、協調、結びつき、選択、決断、バランス、立案、ふたつのものの中間、中立の立場といった象徴的な意味を持っています。

正義と神話/元型(アーキタイプ)

正義の秤、カルマ、エジプトの女神アマト(死者の魂が天国にふさわしいかどうか決めるために羽と比べて重さを量った)、ソロモン王、ハンムラビ法典、十戒を授かったモーセ

正義の絵柄の解釈

背景

正義の背景色は黄色です。

黄色に惹かれる時は、黄色の持つ「明るく」「オープン」なムードにシンパシーを感じている時かもしれません。黄色は「太陽」の色です。空の中央で「堂々と自分の光を放出」する太陽のような「解放的」で「独立した」色なので、「自己の放出(自己主張)」すべき時にサポートしてくれます。また黄色の「光」は「知性」「知識」も意味します。黄色は「知識を探求する」「好奇心を満たす」ことから「喜び」を生み出します。オレンジの「五感刺激」とは異なり、黄色は「精神的刺激」を求める色なのです。黄色に惹かれる時期は何かを「学んだり」「知識を増やしたり」するのに向いています。第3チャクラから言えば、黄色は「個人の意思」を意味します。組織の歯車ではなく「自分と言う個性を発揮する」「自分の生き方を決める」そんな覚悟を問われている時、黄色はサポートしてくれます。

white-tara.comより引用

これは自分で判断すること、公平性の象徴であると考えられます。しかし他のカードと違い黄色の背景が見えている部分はほとんどありません。正義にとって自分の感情を表に出すことより、客観的な視点をもって物事を判断することとが重要なのです。

黄色は「意志」の色ですが、「過剰に」惹かれてしまうと「個人の意思を貫き、周囲との不調和」を生み出す色でもあります。「個」であるということは「孤独」と背中合わせなのです。

white-tara.comより引用

自分の感情で判断をしたり、えこひいきをしてしまうと周りの人は離れていってしまいます。偏りのない言動が出来るように自分の感情が前に出過ぎていないかを検討する必要があるでしょう。

表情と服装

正義に描かれた人物は右手に剣を、左手に秤をもって凛々しい表情でこちらを真っすぐと見つめてきます。その表情には迷いややましさは感じられません。ちなみにこの人物は女性のようで、ギリシア神話の正義を象徴する女神・アストライアーないしその母・テミスがモチーフとされています。

右手に持った剣は大天使・ミカエルが手にする断罪の証、左手の秤はアストライアーの神話に由来する公正な裁きを意味しています。

マルセイユ版との比較

11正義
ウェイト版
マルセイユ正義
マルセイユ版

正義は変更点がほとんどないカードです。真正面をしっかりと見据えている点や右手の剣と左手の秤など多くの共通点があります。このカードに描かれている女性は正義そのものではなく「正義」という概念の幻影的イメージの投影として捉えられます。「正義」に描かれる象徴が一貫して訴えているのは相反する力同士の調和のとれた結合です。

マルセイユ版ではこのカードは8番目のカードでした。数字の8は〇を二つ描きますが、それが天秤の皿のイメージにも繋がります。しかし、ウェイト版作成時に力と順番が入れ替えられることとなりました。

マルセイユ版では天秤の描かれたカードである「正義」に天秤宮を、獅子の描かれたカードである「力」に獅子宮を当てはめたため、伝統的なタロットの並び順からすると、天秤座と獅子座の位置に入れ替わりが生じてしまうことになっていました。そこで、これを修正しようとして8番と11番の順番を入れ換えて12星座の配列順に合わせたものがウェイト版では採用されているのです。

参考文献
タロット辞典(毎日新聞出版)
78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット(日本文芸社)

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この記事を書いた人

「Stella Maris」オーナー。占いとカフェが好きなので混ぜました。占いはタロット(ウェイト、トート)、ルノルマンカードを中心に行います。タロットカードの絵柄に魅せられ、将来はオリジナルのタロットカード(フルデッキ)を創るのが今のところの夢です。このサイトではあなたの「指針」となるような記事やコンテンツを作成していきます。

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