ワンドの9の意味
「準備を整えて困難に立ち向かう」
ワンドの9のメインキーワードは「対抗力」です。傷ついた兵士は棒によりかかり、敵を待ち構えているようです。このカードは対抗する力をあらわしています。どんなに傷ついていても油断をせずに準備を進めていけば困難に打ち勝つことができるのです。
プラスのキーワード
マイナスのキーワード
ワンドの9の正位置の意味
正位置のワンドの9はいかなる状況にも対応できる臨機応変さをあらわしています。これまで勇気と自己決定力のおかげでここまでやってこれましたが、この先も独力で進まなければならないようです。
成功の可能性は低そうに見えるかもしれませんが、これからやってくる困難に対して充分な備えをしていけば成功への成功率を高めていくことができるでしょう。
困難と遅延の中で勝利を目指すならば、慎重な選択をし粘り強さをもって挑む必要があります。
ワンドの9の逆位置の意味
逆位置では不利な状況のなかで行動していることが示唆されます。それは状況のせいか、もしくは自分自身の油断によってもたらされています。
一人で戦っていくのに疲れてしまっているのかもしれませんね。頭が回らず、目の前のことに気を取られているのかもしれませんね。
融通が利かなかったり、柔軟性に欠けていると成功はおぼつかないでしょう。もし自分の手に負えないと感じたときは誰かに任せたり、新しいことに移るのが最善でしょう。
ワンドの9の解釈
テーマ毎に「ワンドの9」を引いたときの解釈についてまとめます。
現在の状況
人の気持ち
仕事
恋愛
アドバイス
ワンドの9に関するデータ
ワンドの9と象徴体系
ワンドの9と占星術
火の射手座の第2デカンにある、情緒的で繊細な月。これはワンドのナイト(火の火)と節制(射手座)の領域でもあります。月は女教皇と結びつくカードです。
ワンドの9のタイミング
射手座10度―射手座20度
トロピカル方式 : 12月2日~12月11日
サイデリアル方式 : 12月25日~1月3日
ワンドの9の絵柄の解釈
- 頭に傷を負った男性
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棒によりかかった男性、頭に傷を負っていることから戦い続けてきたことが想像されます。その眼光は鋭く、周囲を警戒しているようです。
- 柵のように整然と並べられたワンド
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男性の背景にはワンドが整然と並べられています。思考が整理されて、ここから何をするべきかがはっきりとわかっているようですね。困難に立ち向かうための準備は整っているのでしょう。
- 遠くに見える山々
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ワンドでつくられた柵の先には山々が描かれています。これは男性が歩み、乗り越えてきた試練を象徴していると考えられます。乗り越えた先には新たな試練、それでも先に進み続けるしかないのです。
ワンドの9のイメージ
人生は試練の連続です、乗り越えたと思ったら次の試練があなたを待っています。乗り越え続けていくためには粘り強さとしっかりとした準備が必要になります。
備えあれば憂いなし、という諺は真理だと思います。最初から何が必要になるのか、どんな結果が起こるのかが分かっていればその先の選択肢を予め準備しておくことができます。
良い結果は自然に発生するわけではありません。困難に立ち向かう意思をもって、自分の力で成功を引き寄せましょう。
幸運の女神は準備されたところにやってくる。
―ルイ・パスツール
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