ワンドの4の意味
「協力関係による仕事の完成」
ワンドの4のメインキーワードは「歓喜」です。このカードがあらわしているのは、精神的な喜びです。心身ともに充実できている状態なのですが、ここで満足してしまうと成長が止まってしまうかもしれません。仕事の完成なども意味し、安定感のある状態を示唆するカードです。
プラスのキーワード
マイナスのキーワード
ワンドの4の正位置の意味
仕事の結果が成功に終わるということは、今までにしっかりと基礎を築いていることが示唆されています。今まで取り組んでいたことの成果を享受できる状態をあらわしています。
人間関係や精神状態も安定しており、心身ともに満たされた状態にいることを意味しています。このカードの正位置が出たときは、自分の環境を思い返してみて、そのバランスを考えてみましょう。あなたがやってきたことはきちんと結果に繋がります。
ワンドの4の逆位置の意味
プロジェクトの完了や人間関係の構築に邪魔が入ってしまうことを示唆しています。順調に進んでいたことに影が落ちてしまうかも知れません。
邪魔が入ったときも気落ちしたり悩んだりせずに、仕事や自分の目標を完了させることに注力するようにしましょう。カード自体がもつ意味は肯定的なものなので、遅れが発生してもすぐに解消する可能性は高いです。慌てずに対処していきましょう。
ワンドの4の解釈
テーマ毎に「ワンドの4」を引いたときの解釈についてまとめます。
現在の状況
人の気持ち
仕事
恋愛
アドバイス
ワンドの4に関するデータ
ワンドの4と象徴体系
ワンドの4と占星術
火の牡羊座(春の最初の10日間)の第3デカンにある、美と愛の金星(減衰)。これはペンタクルのキング(地の風)と皇帝(牡羊座)の領域でもあります。金星は女帝と結びつくカードです。
ワンドの4のタイミング
牡羊座20度―牡羊座30度
トロピカル方式 : 4月9日~4月19日
サイデリアル方式 : 5月4日~5月13日
ワンドの4の絵柄の解釈
- ワンドが形作る立方体
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4本のワンドを線で結んでいくと立方体を形作っています。4という数字自体が安定感という意味を持っていますが視覚的にもこのワンドの配置は安定してそうですよね。
- 両手をあげて喜ぶ複数の人物
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このカードの中央にいる人物は手に花束を持ち、手をあげて喜んでいるようです。花束には祝福や感謝、成功のイメージがあります。そして複数の人物が描かれていることから共同事業の完成、複数の人と共有する目標の達成なども意味しています。
- 大きなお城
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お城はワンドのAでも出てきますね。ワンドのAではかなり遠くの場所に描かれていましたが、このカードではお城の間近での様子が描かれています。お城は目標自体や野心をあらわしていて、自分で決めた成功に辿り着いたことを示唆しているようです。
- 背景色の黄色
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このカードの背景の空は黄色で塗られていて、雲などは描かれていません。黄色は成功や自己実現、喜びなどの意味を持っていて、カードがもつ精神的な喜びのイメージを強めてくれています。
ワンドの4のイメージ
ワンドの4は楽しさや喜びに満ちたカードだと思います。苦労してやってきたことが完成し、成果を享受できる瞬間。そんな状況をこのカードは意味しています。
個人的な目標だけではなく、多くの人を巻き込んだ夢の実現という感じでしょうか。多くの人と喜びを分かち合うことは無上の幸福に感じる人もいるでしょうか。
しばらくはこの余韻に浸ることもできるでしょう。もちろん、その喜びはいつまでも続くわけではありません。どこかのタイミングで次の目標に向けて歩き出す必要があるでしょう。でも今はしっかりと幸福を味わってください。
何千ものろうそくも、たった1本のろうそくから火を得るが、それでも、1本のろうそくの命が短くなることはない。幸福も、共有して損なわれることはないのだ。
―仏陀
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