占いってたくさんの種類があるよね?
どれくらいあるのかな?
占いには約60種類以上の
種類があると言われています。
一口に占いと言ってもその種類は多種多様です。今回はそんな占いの種類についてのお話です。
占いの大区分「命・卜・相・霊」について
占いは大きな括りでは「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)・霊(れい)」の4つにわけることができます。それぞれの特徴について下記にまとめます。
命(めい)
命は「宿命」や「運命」を読み解く占術。
生年月日や出生時刻、出生地といった変わることがない情報をもとに、その人が本来持っている性質や人生の流れ、運命などを占います。
変わることがない情報を元にしているので統計学的な側面が強い占いです。その為、習得するためにはかなりの勉強が必要となります。
一人ひとりが生まれ持ったものを読み取ることになりますので、その人に合ったアドバイスをすることができます。
西洋占星術や九星気学など様々な種類があります。それぞれの占いが独自の体系を持っているので、基本的には一つを選んでその占術を究めていく人が多いように感じます。
十二星座占いもこの命術の一種です。
卜(ぼく)
偶然ともとれる事象の中にも必然性や意味があるととらえ、答えを導き出していく占術。
変化していく気持ちや状況、物事を占うのに適しています。
命術に比べると覚えることは少なく、占いを行うこと自体は簡単なので、初心者にも始めやすいのが、この卜術です。
その反面、直観力やインスピレーションを働かせることが重要になります。同じ結果でも占う人によって解釈は異なり、正解というものがないので戸惑う人も多いでしょう。
精神状態や質問内容、質問者の感じ方なども占いの結果に影響を与えるので同じ結果・解釈になることは先ずないと思います。
身近なものでは、おみくじなどがこの卜術に該当します。
相(そう)
目に見える姿や形といった情報から、吉凶を読み取る占術です。
命術がもつ統計学的な要素と卜術がもつ現在から未来を変えていく要素を併せ持ちます。
人相や手相は生まれ持った要素ですが、生活していく内に変化していくものでもあります。
相術は具体的なアドバイスを出しやすいスタイルでもあり、風水を代表するようにアドバイザーとして働かれている方も多くいます。
相術の一種である姓名学は子どもの名付けや改名などに利用されるので、知らず知らずに参考にしていたという人も多いはずです。
霊(れい)
霊的な力を利用した占術です。
他の占いと違い学術的な体系がなく誰でも扱えるものではありませんが、あらゆる相談内容に対応し、導くことができます。
霊術の場合は体系的な学問としては確立していないため、学ぼうと思っても難しいでしょう。
また世間的にこの分野はオカルトとして捉えられていて、胡散臭い印象を与えてしまいます。
感覚的な側面が強いので興味があったとしても、素人が手を出すべきものではないと考えます。
占い師によって能力の差が大きく、当たりはずれが激しいジャンルです。
もう一つの区分「西洋か?東洋か?」
四種類の占いの区分から
自分に合ったものを選ぶのね。
これ以外にも「西洋占い」と
「東洋占い」という区分があるよ!
占いはそれが発展した場所や影響を受けた哲学によって「西洋占い」と「東洋占い」の二つにざっくりと分けることができます。どちらも生まれ育った土地や環境の考え方を色濃く受け継いでいます。
西洋占い
西洋占いはヨーロッパ諸国により発祥・発展してきました。
西洋の思想・哲学は「火」「風」「土」「水」の四大元素の考えを基に成り立っています。
そして「この瞬間の運命は今だけ」という考え方が根本にあります。
ヨーロッパでは魔術の概念が宗教とともに発達していきました。一時期は魔術を勉強する大学もあったようで、占星術などが広く学ばれていました。
この魔術は時代の流れの中で科学に変わっていき、占星術は天文学に変化していきより体系的な学問に発展していくことになります。
西洋占いは大きな派閥がない分、間口が広く、初心者でも独学しやすい環境がそろっています。間口は広いのですが、かなり奥深く各占いが根底で繋がっていることが感じられるのも特徴と言えるでしょう。
心理学やカウンセリングなどとも関係が深く、どちらかというと質問者に寄り添うような方式を取ることが多いような気がします。
西洋占星術、タロットカード、ルノルマンカード、数秘術、ルーン占い、手相など
東洋占い
東洋占いは主に中国で発祥し発展してきたものを指しています。
全てのものが「陰」「陽」、そして「木」「火」「土」「金」「水」で成り立っているという陰陽五行説の考え方が基本です。
様々な流派があり同じ占術でも少しずつ違う部分はある一方、「暦」の考え方はとても論理的なので、物事の吉凶がはっきり分かることが特徴です。
「運命は繰り返す」という考え方が中心となっています。
東洋占いは様々な流派がある分、少し学びにくさを感じるかもしれません。
また西欧化された現代では、東洋占いの考え方や哲学が理解しにくい部分もあるかも知れません。
上記の特徴のためか独学が難しいと言われ、敷居の高さを感じる方も多いのではないでしょうか。
物事の吉凶がはっきりしているという点においても、物事を「ズバリ当てる」という多くの人の持っている占いのイメージは東洋占いの方が近いかと思います。
学びのハードルは高いですが、習得できれば占い師としての道が拓かれるでしょう。
四柱推命、紫微斗数、姓名判断、九星気学、算命学、宿曜、風水、0学、手相など
自分に合った占いの探し方
ここまでは占いの種類と区分を紹介してきました。
あなたがもし何か占いを勉強したいと思っているとしたら、区分に沿って考えていくといいでしょう。
選択肢としては以下のようなものを考えていきましょう。
先ずは西洋、東洋どちらの占いを中心にするかを決めましょう。この選択は好みで構いませんが、前述したように学ぶ環境に関しては西洋占いの方が勝っています。もしあなたが初心者ならば西洋占いを選ぶのが無難かもしれません。決める際は実際に各占いを体験してみることをオススメします。
この三種類の占いは得意なことがそれぞれ違います。学問として占いを深めていきたい人は命術を、直感的に占いを行っていきたい人や趣味として占いを楽しみたい人は卜術を選択した方がいいように感じます。相術はそれぞれの要素を持ち合わせていますが、どちらかというと命術のように覚えることは多いので、どちらが興味を持てるかどうかで決めるのもいいかと思います。
ここまでくると残っている占いの種類も絞られてきます。その中から自分が興味を持てるものを選びましょう。占いはどんなものでもいざ学び始めたら情報量はかなりのものになります。先ずは自分が勉強すると決めた占いを究めていきましょう。
様々な相談に応えるためには命・卜・相のいずれも習得しておくといいでしょう。少なくとも命・卜の両方を学んでおくと占いの内容に広がりを生むことができます。西洋占いを例にすると最初タロット(卜)を学んだのであれば、西洋占星術や数秘術(命)を知るとリーディングに幅が出ます。そもそもタロットには占星術や数秘術の考えが取り入れられているので同じ土地で発展したものを選ぶことをオススメします。
占いの歴史は古代まで遡ります。これまで多くの人の間で占いは用いられ、そして体系化されていきました。「当たるか、当たらないか」は正直分かりません。占いにはエンタメ的な側面もあり一喜一憂することもあるでしょう。
しかし、占いには人生訓や哲学といった魅力もあります。占いの結果を知り、行動や思考が変わる。行動や思考が変わった結果、未来が変わる。個人的には前向きな行動や思考に人を導くことが占いの大きな役割だと思います。
自分に合った占いを見つけるためのまとめ
ここまでの記事内容をまとめてみました。自分に合った占いは占ったり、勉強をしたりしていて楽しいと感じるものだと考えます。
自分に合った占いを見つけて、占いの楽しさや奥深さを知る人が一人でも多く増えるといいなと思います。是非自分に合った占いを見つけてみてください!
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