ウェイト?マルセイユ?トート?初心者におすすめのタロットデッキ

タロットデッキおすすめ
らみぃ

うーん…タロットカードって色んな種類があるんだね。

RAM

代表的なのはウェイト版だけど、他にもマルセイユ版とトート版のタロットが有名ですね!

目次

タロットカードとは何か?

一口にタロットカードといっても、デザインの違いで分けると数千種類以上があると言われています。タロットカードの定義は難しいですがオックスフォード大辞典では「5種類のスートから成る78枚で構成された遊戯用のカード」と定義されています。

タロットカードは14世紀後半に元型があるようです。15世紀にはタロットデッキの主要生産拠点となるマルセイユへ渡りました。もともとは遊戯用のカードとして裕福なイタリア人家族のためにつくられた工芸品でしたが16世紀には、占いの初歩の形態として使われだしたと言われています。

1700年代の初めには北イタリアのリーダーたちが遊戯用カードをつかって予言を行う方法を編み出しており、その後、1750年前後にフランス人占い師が書いた本によってヨーロッパ中に知られるようになっていきました。

RAM

タロットカードの歴史は面白いけれど、特に知らなくてもリーディングは十分可能です。

タロットカードの主な種類

タロットカードは遊戯用のカードからその歴史が始まりました。現代に至るまでに色々な絵柄や寓意をもつカードが生み出されてきましたが、現在主に使われるタロットデッキは3種類です。

  • マルセイユ版タロット
  • ライダーウェイト=スミス版タロット
  • クロウリー=ハリス・トート版タロット

上からマルセイユ版、ウェイト版、トート版と呼ばれています。これら以外にも様々な人物によってオリジナルのデッキが作成されていますが源流となるのはこの3つと考えていいでしょう。

らみぃ

タロットを始めたいけれど、3つも覚えなきゃいけないの?

RAM

複数のデッキを使い分けている人もいるけれど、基本的にはメインで使われるのは1種類。どれか一つを先ずは集中的に勉強していく方が良いと思います。今回はそれぞれの版の特徴を見ていきましょう。

タロットカードの比較

愚者
ウェイト版愚者
マルセイユ愚者
マルセイユ版愚者
トート版愚者

3つのデッキのカードを比べてみましょう。どのカードも大アルカナの最初のカードである「愚者」です。ウェイト版が現在では一番使われている、つまり人気のあるデザインです。この愚者のカードのデザインを見たことある方も多いのではないでしょうか。

マルセイユ版では愚者と犬が描かれていることは変わりませんが、手に持っているものや背景が異なっています。また、マルセイユ版の愚者は番号を持たないということも大きな特徴です。

最後にトート版ですが、これは絵柄からして他の二つと大きく違いますね。緑色の服を着た人物の周りには様々なシンボルが描かれています。デザインの部分ではないのですが、トート版タロットは正逆を持ちません。その意味ではマルセイユ版を元にしたウェイト版とはまったく異なるアプローチで作成されています。

3つのタロットデッキはこのようにデザインもカードがもつ意味もバラバラです。それでは、それぞれのデッキの歴史と特徴を紹介していきます。

マルセイユ版タロット

マルセイユ版が最も古いデッキというわけではないのですが、現在まで続くタロットカードに大きな影響を与えています。マルセイユはヨーロッパにおける遊戯用カードの一大生産拠点に成長し、マルセイユで製造されたタロットデッキは地名に倣ってマルセイユ版タロットとして知られるようになりました。

マルセイユ版タロットの特徴

22枚の切り札、40枚の数札、16枚のコート(人物)カードで構成されている。

40枚の数札には情景は描かれておらず、象徴がカードの番号と同じだけ描かれている。

「正義」が8、「力」が11番(ウェイト版では逆)

愚者は番号を持たず、13番目のカードには名前がない(ウェイト版では「死神」)

マルセイユ版は近年になって再評価がされているカードです。タロットカードに込められた寓意はその時代の風土をよく反映しているのですが、現代の価値観とズレているものも少なくありません。

その為、数札に情景が描かれないマルセイユ版こそ、インスピレーションを得やすいとして「マルセイユ版こそタロットである」と考えるリーダーも少なくないようです。

マルセイユ版ワンド4
ウェイト版ワンド4

上記にはマルセイユ版とウェイト版での「ワンドの4」を並べました。マルセイユ版ではワンドが描かれているだけなので、意味をしっかりと覚えておく必要があります。一方でウェイト版ではワンド以外にも中央にいる人物が両手を上げて喜んでいることからポジティブな意味を想像するようにイラストから読み取れることが多くあります。ただし、絵が具体的になればなるほどそこから得られるインスピレーションは絞られていきます。

マルセイユ版の数札には象徴が描かれているだけですので、本人の力量次第で様々な方向にリーディングを行うことができます。

ウェイト版タロット

ウェイト版は現在世界でもっとも流通されているタロットデッキです。タロットカードといえばこのウェイト版を思い出す方が多いのではないでしょうか。

ウェイト版は1909年にライダー社から発売されたタロットデッキです。アーサー・エドワード・ウェイトという人物が作ったデッキなのでウェイト版と呼ばれています。彼は〈黄金の夜明け団〉を退団してからこの独自のデッキの制作をはじめました。

〈黄金の夜明け団〉とは?

19世紀後半のイングランドで活動を開始した儀式用魔術や秘伝をテーマとする神秘主義者の団体。タロットの研究も中核的な活動として行っていた。ウェイト版、トート版ともにこの〈黄金の夜明け団〉を退団した元団員の発案によって作成されている。

ウェイト版タロットの特徴

22枚の切り札、40枚の数札、16枚のコート(人物)カードという伝統的なマルセイユ版の構成を踏襲している。

40枚の数札の一枚一枚に占いとして意味を持たせた情景が描かれている。

もっともポピュラーなデッキで市販の書籍もほぼウェイト版について書かれている。

現代版のデッキの多くは、ウェイト版の複製版と言われている。

数札一枚一枚に情景や人物が描かれていることで、タロットを学ぶには適したデッキです。カードの意味を完全に暗記しなくてもイメージで占うことが可能となっています。むしろ、良いリーディングには自由な発想と新鮮な気持ちで臨んだ方がいいかもしれません。

数札に情景を描く手法は1491年のソーラ=ブスカ版で使われたきりウェイト版の登場まで途絶えていたようです。ウェイト版の誕生によって、今まで神秘のヴェールに包まれていたリーディングを一般大衆の手に届くものとなりました。

アーサー・エドワード・ウェイトが考案し、画家のパメラ・コールマン・スミスが絵を描き下ろし、ライダー社から発売されたことからライダー・ウェイト・スミス版と呼ばれいます。

トート版タロット

トート版タロットは今まで紹介してきた二つのデッキとは少し色合いが違います。マスコミから“世界最低の男”と呼ばれていた風変わりな才能あふれる神秘主義者であるアレイスター・クロウリーが考案したデッキです。

クロウリーも〈黄金の夜明け団〉を退団後に長年の研究成果と秘伝の実践を反映されたタロットデッキを作成するためにアーティストのレディ・フリーダ・ハリスに協力を求め、1938年から1943年にかけて自分のアイデアを現実のものにしていきました。

副読本である『トートの書』には複雑な象徴体系の説明が書かれ、どちらかといえばその複雑さや哲学を楽しめる学術的な神秘主義者のあいだで人気の高いデッキです。

トート版タロットの特徴

カードに正逆はないが、占星術や四元素なども考慮する。

40枚の数札には一つひとつにキーワードがあり、占星術と関連づけられている。

大アルカナのことを「アテュ」、数札を「スモールカード」と呼ぶ。

「アテュ」には通常の大アルカナと名称が異なるカードがある(「欲望」「技」「永劫」「宇宙」)

コートカードが一般的なものと違い「ナイト」「クイーン」「プリンス」「プリンセス」(「ペイジ」と「キング」がなく代わりに「プリンス」と「プリンセス」が入っている)

トート版タロットはかなり複雑な内容になっています。特に正逆を考えないというのはウェイト版に慣れている人にとっては占うのが難しく感じるかもしれません。ただ、本来のタロットは正逆どちらの意味も内包していると考えるリーダーも多くいます。正逆はあくまで性質がどう出るのかの違いであって良い・悪いではないという考え方ですね(この話は書き出すと長くなりそうなのでまた今度……)

トート版タロットでは占星術の十二宮や惑星が各カードに割り振られています。その組み合わせによって格式が決められます。正直、私も理解できていないのですが格式には以下のようなものがあります。

  • 盛(dignity):惑星の美点を発揮する
  • 敗(detriment):惑星の欠点が発揮される
  • 興(exaltation):惑星の勢力が増大する
  • 衰(fall):惑星の勢力が減退する

ここも割愛しますが、これらがトート版タロットを難解なものにしています。

ワンオラクルで占う場合には、正逆がないことや数札にもそのカードがもつキーワードが書かれていることで素人でもどんな結果が出ているか分かりやすいという特徴があります。数札に書かれたキーワードには「Love(愛)」「Pleasure(喜び)」などがあり、すぐに意味が掴みやすくなっています。

トート版タロットは様々な象徴が詰め込まれてたり、占星術やカバラとの組み合わせなどかなり深みのあるタロットデッキです。

RAM

トート版タロットは正直、ボクも理解が出来ていません

初心者にオススメのタロットデッキ

さて、3つのタロットデッキを紹介してきましたが、初心者の方やはじめてタロットに触れる方にオススメなのは断トツで「ウェイト版タロット」です。予想できた答えだと思いますが、他のデッキでスタートすると挫折する可能性がグーンと上がってしまうように感じます。

ウェイト版は前述したようにすべてのカードに占い的に意味がある情景が描かれています。このタロットは意味を覚えるものではなく、カードを文字通り読むことで占っていくことができます。

まったくタロットの意味を知らない人でもウェイト版のイラストを見ているとインスピレーションを得ることが可能です。カードのイラストを見たときに注目した部分(例えば、人物が笑っている…など)から発展させていくことでも十分に占いの形にしていくことができるのです。

そこからスタートして、各カードに込められた意味やキーワードを勉強していくことで更にリーディングに深みを持たせることができると考えています。またマルセイユ版にしても、トート版にしてもウェイト版をマスターからして入ると意外とすんなりと内容が理解できるかと思います。

以上の理由から初心者の方が最初に手にすべきタロットはウェイト版だと私は考えます。ちなみに猫や動物、ゾンビなどなど様々なものをモチーフにしたタロットデッキが発売されていますが、最初はシンプルなものを選ぶことがおすすめです。ウェイト版には本当に様々な寓意が込められているので先ずはそれを味わってから、次のステップに進んでいきましょう!

タロットの解説も行っているので是非参考にしてくださいね!

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この記事を書いた人

「Stella Maris」オーナー。占いとカフェが好きなので混ぜました。占いはタロット(ウェイト、トート)、ルノルマンカードを中心に行います。タロットカードの絵柄に魅せられ、将来はオリジナルのタロットカード(フルデッキ)を創るのが今のところの夢です。このサイトではあなたの「指針」となるような記事やコンテンツを作成していきます。

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