こんにちは!RAMです。
星読み初心者第4回、今回はハウスについて紹介していきます。
前回までに「惑星」「星座」を紹介してきましたが、このハウスでホロスコープで使う要素は最後になります。
ハウスは舞台ってイメージだよ
12ハウスのあらわすもの
1ハウス「本質に影響を与える」
一番最初のハウスは、自分自身をあらわす最も大切な場所です。基本的なパーソナリティや人生、外見、体質、個性などを示しています。人生において何を重視し、どんな行動で世に打ち出そうとするかを読むことができます。
牡羊座 ⇔7ハウス
2ハウス「収入に影響を与える」
人生における、金銭、経済の問題を扱うハウスです。その人の収入の得方や金運全般、所有欲、不動産についてみることができます。またその人がお金や財産、所有欲についてどのように考え、どんなスタンスを取るかということもわかります。
牡牛座 ⇔8ハウス
3ハウス「好奇心に影響を与える」
知能や好奇心、素質がどのような方向へ向かうかを示す場所。生きていく上で利用するべきスキル、日常的に使用する知識などを扱います。また、身近な外の世界との交流をあらわすことから、学校生活、コミュニケーションの取り方、短気の旅行や兄弟、親戚、隣人などとの対人関係も見ることができます。
双子座 ⇔9ハウス
4ハウス「家庭環境に影響を与える」
このハウスが扱うのは、その人にとっての足元、土台となる部分。主に、家庭環境や住居に関わることを扱います。どんな家庭で育ったか、両親との関係はどうであったか、それが本人にどんな影響を与えたかを知ることができます。また、不動産や晩年の運勢なども予測できます。
蟹座 ⇔10ハウス
5ハウス「恋愛や娯楽に影響を与える」
人生における歓喜をあらわすハウスです。恋愛、娯楽、レジャーなどの楽しいこと全般、また子どもに関する事柄や、芸術的な創作活動、勝負事、ギャンブルなどについて扱います。その人がどんなことに喜びを感じ、生きている実感を得るのか。どんな幸せを期待するのかがわかります。
獅子座 ⇔11ハウス
6ハウス「労働や健康に影響を与える」
日々を生活していくために必要な労働や義務、それに伴う本人の能力について扱います。他者の面倒を見ることも表すので、上下関係、なかでも部下や後輩など目下の人との関係についても知ることができます。また本人の健康や、ペットや家畜などの動物についてもこのハウスから推測します。
乙女座 ⇔12ハウス
7ハウス「結婚に影響を与える」
他人でありながらも最も深い関係をもつ人、パートナーやライバルをあらわします。配偶者や共同事業者のほか、契約や法律関係なんかもこのハウスで知ることができます。結婚運については8ハウスの状況も含めて判断していきます。
天秤座 ⇔1ハウス
8ハウス「相続・性に影響を与える」
このハウスのテーマは「生」と「死」です。セックスに対する本人の意識やありよう、遺伝や結婚後の生活についても扱います。8ハウスは他人からもたらされる財をあらわしています。有形・無形の遺産や配偶者の財運、霊的な才能などについても司ります。
蠍座 ⇔2ハウス
9ハウス「向学心に影響を与える」
専門的で高度な学問をあらわします。大人になってからの精神的な成長や、信仰のあり方も示しています。また、本人の未知に対する姿勢とも関りがあり、海外や長期の旅行についても、ここで知ることができます。
射手座 ⇔3ハウス
10ハウス「社会性に影響を与える」
社会との関わりを司る場所です。天職としての職業、名声、地位など、人生における公的な活動全般をあらわしています。目上の人や指導者との関係を示します。その人が到達する最高地点、目指すべきものを教えてくれます。
山羊座 ⇔4ハウス
11ハウス「交友関係に影響を与える」
人の利益や願望を超えた、他人と共有する幸福、社会の中での貢献などをあらわします。そしてそれを実現するための希望や理想、一緒に活動する仲間やグループを示しています。私たちの人生の最終目標とも言えるかもしれません。
水瓶座 ⇔5ハウス
12ハウス「カルマに影響を与える」
最後のハウスが示すのは、人生の目的を果たしてたどり着く場所。引退し、世間から隔離された浄化と隠遁の場所であると同時に、「隠されたもの」「目には見えない問題」全般をあらわしています。本人の意識外で動く事柄や隠れた敵、障害、秘密、自己犠牲、人目につかない場所での善行などを司ります。
魚座 ⇔6ハウス
惑星が入っていないハウスの役割
ハウスは12個あるのに対して、惑星の数は10個なので当然惑星が入っていないハウスが出てきます。
それらハウスが意味を持っていないかというとそういうわけではありません。それらのハウスはどの星座が司っているかを確認しましょう。惑星が入るよりは影響は弱いのですが、ハウスを読み解くことができます。
惑星の入っていないハウスはその人にとって優先順位がそこまで高くないと考えることができます。
それ以外の地点について
ホロスコープの上にはハウス以外に4つの表記があります。これらの場所にもそれぞれ意味がありますので何を示しているのかを見ていきましょう。どの星座が司っているかで読み解いていきます。
ASCアセンダント【東の地平線】
外見・第一印象を司る
アセンダントがどの星座に属しているかにより、外見や身体的な特徴、第一印象に変化があらわれます。これはその人が人生を生き抜く上で必要なイメージです。アセンダントの特徴を知れば、自分が周囲からどんな風に見られているかが分かります。
DESディセンダント【西の地平線】
パートナー・対人関係を司る
ディセンダントは自分と相対するもの、つまり「パートナー」について教えてくれます。結婚相手や仕事上の相棒、ライバルとなるような人物をあらわしています。自分にないものを持っている相手であり、成長をすることができる存在です。
MC【南中点】
社会での活躍のステージを司る
占星術では、MCを「人生の中で到達すべき、最高の地点」と解釈します。社会的な使命や人生の目標を示します。社会的にどのような活動をし、どんなことを成し遂げるべきかなどについてもここから伺い知ることができます。
IC【南中点の逆側】
心から安らげる場所を司る
MCの対極にあるICは、いわばその人の根となる部分をあらわしています。その人を支える価値観や、居心地がいいと感じられる環境などが分かります。価値観を支え、安らぎを得るところを示しています。
ハウスのまとめ
下記の表にそれぞれのハウスが司ることをまとめます。
名称 | 司るもの |
---|---|
アセンダント(ASC) | 外見や第一印象 |
1ハウス | あなた自身の本質 |
2ハウス | 金銭や経済 |
3ハウス | 知能や好奇心・資質 |
IC | 社会での活躍のステージ |
4ハウス | 家庭環境・土台 |
5ハウス | 恋愛や娯楽(歓喜) |
6ハウス | 労働や健康 |
ディセンダント(DSC) | 成長をもたらすパートナー |
7ハウス | パートナーやライバル |
8ハウス | 生と死・性 |
9ハウス | 向学心・成長 |
MC | 心から安らげる場所 |
10ハウス | 社会性 |
11ハウス | 交友関係 |
12ハウス | カルマ |
ハウスにどの惑星が入っているかに注目しよー!
次回はアスペクトについて確認していきましょう。
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